プレイヤーズハウス通信 第4

平成26111

インターハイ(8月6日〜:東京有明)結果報告

山口あやみ  1R

学年別テニス大会(8月23日〜:九州国際TC)結果報告

高校2年の部  

黒田 深樹   2

井口 敬介   予選

石橋 凌    ベスト16

中学生の部 

石原 一輝   2

弘中 健太    ベスト4

九州毎日少年少女(8月24日〜:博多の森)結果報告

18歳以下

山口 あやみ    ベスト4

石橋 凌      1

15歳以下

松葉 朋夏     3

山口 みやび    3

渡邊 由貴     1

高校新人戦(914日〜:青葉他)結果報告
 

中部地区予選

黒田 深樹     3

藤田 慎司     5

石橋 凌      予選F

井口 敬介     予選F

県大会

黒田 深樹     2

藤田 慎司     2

ダブルス

黒田 深樹     1


国体(1013日〜:長崎)結果報告

山口あやみ(福岡県)    1


夏休み強化ジュニア集中レッスンを終えて

今年も夏休み集中レッスンが休みを挟みつつ、2週間にわたり行われました。午前4時間、午後2時間の合計6時間といういつもの練習時間より長い時間でしたが、子供たちは夏休みだからでしょうか?いつもよりイキイキと練習に取り組んでいるように見えました。

中には高校受験を控え引退した子もおり、息抜きに練習に参加してくれ、皆の練習相手になってくれていました。

毎日来れる子もいれば、1日のみ、という子もいます。指導サイドからすると、せっかく長い時間ボールに触れる数少ない機会なので毎日来てほしい所でしたが、お盆等の時期でもあるので仕方ないかな、とも思います。

集中レッスンという枠をなぜわざわざ作っているかというと、試合と同じく朝からテニスが出来るという事、時間にゆとりがあるため、練習内容がより細やかに出来る事。など、いつもは後回しにせざるを得ない部分までコーチ陣が手を回すことが出来るのです。

子どもたちはそれだけ気付きが早くなったり、出来なかった事が一気に出来るようになったりします。出来なかった自分から、出来る自分へ変化すると、見てすぐに分かるほど自信を持ってプレーするようになります。

そういう場面に出会うとコーチとしてもとても嬉しくなります。

今年は例年よりは暑くなかったので、へばる子もいませんでした。

次回の集中レッスン時期は年末年始を予定しています。

是非、多くの日程に参加してもらいたいと思います。



編集後記

夏休みも早くに終わり、段々と寒い季節が近くなりましたね。この夏も子供たちはそれぞれのペースでしっかり練習に取り組んでいましたが、なかなかもう一歩結果に結びつかずモヤモヤした気持ちになった子も多かったようです。そうしているうちあっという間に今年も年末を迎えそうです。

何かしら、一年間で成長した!と思えることは大人の私たちでもなかなかありませんが、自分の課題をどこに設定して日頃の練習に取り組むか、という積み重ねの中から小さな芽が出てくる可能性を自分自身で摘み取ってしまわないようにすることは成長の第一歩かなと思います。

指導の際には毎回何を目的とするのか?という部分を本人に意識させる事に加え、それを言葉にして伝えられるようにする事を大切にしています。

自分の課題が分かっていない子はほとんどいない、というより細かい部分にフォーカスし過ぎる事が多いように感じます。細かな技術は大切ですが、そこに「正解」といったものはありません。

結果がコートの中にボールが入れば良い、というシンプルな部分が何よりも大切です。そして、コートの中にどうやったら入るのか?という所から誰もが出発します。しかし、慣れてくるともっと強く・速くという風に変わっていきます。変化は良い事ですが、「入ること」は忘れないようにしておかなければいけません。そして速いだけのボールではなく、深く速いボール、であることが重要になります。

どの競技でもそうだと思いますが、地味な作業をどれだけ地道にこなしているか。で技術の確率もかなり変わると思います。地味な作業をやり抜くためには@その競技が楽しい・好きA目標がある等の本人の動機が必ず必要になります。これがないと人間は努力しないんだなあ・・・と思います。逆に、やりたい事だったらどんなに苦しくてもやれてしまうのも人間ですね。

この、本人の「やる気」「モチベーション」という所は他人がどうこう言って変わるものではないと私は思います。もちろん、言ったその瞬間だけは変わったように見えるのですが長くは続きません。

こちらからすると、変わったらいいなあ・・・とは思うので諦めず話を聞いたり、時には厳しく・・・とやりますが、そう簡単にはいかないですね。

しかし、変わらない時間もまたその子の人生の一部だと思っています。どんな大人になるんだろう、と子供たちを見るといつも楽しみになります。

家・学校・部活・クラブ・塾・・・きっといくつもの顔をこの子たちは使い分けているんだろうなと思うと、クラブでまずは、「今日はどんな感じ?」という言葉をかけたくなります。私たちはクラブでの子供たちしか知りませんが、学校での出来事や、悩みはプレーにももちろん出ますので、何かあったなと感じる事もあります。しかし、テニスをしている時間は「やれば出来る自分」にもなろうと思えばなれるわけです。なるべくなら、「自分にとってプラス」になる物事のとらえ方を身につけてほしなと思います。

どうせ何かを考えるなら、自分のプレーが良くなる方を選べるようになってほしい。

「頑張れば、頑張った分必ず返ってくる」とは言いますが、目に見えるわけではないのでやはり本人がどれだけ「やろう」と思ったかだと思います。「やろう」と思わずにいろんな事をやってもきっとそこに「気持ち」が入ってないと、自分の中に「残る」ものはないのかもしれませんね。

子供たちの心たくさんのプラスの気持ちが入るように日々サポートしていかなきゃな!と思います。


PH 岸田 舞